<看護師より>
外来での関わりは短時間です。来院されたその瞬間から、なるべく多くの情報を集め、注意深く観察して聞き逃し、見逃しがないようにし、必要だと判断した場合にはベッドで安静にしていただいたり、診察を早めたりもします。
診察室では、お子さんや保護者の方と医師のコミュニケーションを手助けすることも心がけます。初めての受診には不安や怖れも伴います。お子さんが安心できるような声かけやお部屋づくりに配慮することも大切だと思っています。
感染症疑いがある場合は、別のお部屋へご案内することもありますし、逆に、まだ生まれて間もない赤ちゃんは別室でお待ち頂くこともあります。そうして様々な病原体から守るようにします。
乳幼児健診では、お子さんの成長発達を客観的に判断し、また保護者の方の日々の心配事や不安に耳を傾け、適切なアドバイスができるようにします。
予防接種に関するご相談やワクチンについての説明、必要性などをわかりやすくお伝えするのも看護師の大切な役割です。
保護者の方が納得してすすめていけるようであれば、最も効率の良いスケジュールを受付が中心となって立てていきます。
病院は、なるべくなら行きたくない場所ですし、検査や処置に伴う痛みも時にはあります。わたしたち看護師は、そのような苦痛や不安をなるべくやわらげ、お子さんが日々の生活を元気に、のびのびと過ごせるようお手伝いできたらと思っています。また、保護者のかたに対しても、療養の疲れや不安に共感しながら、こもれびこどもクリニックに来院されることで、多少なりとも心身がほぐれ、リラックスできるような関わりができたらと思っています。
*小児に多い疾患の勉強会を随時実施しています。自分たちで資料を作成し、それをもとに医師、看護師でカンファレンスをします。看護手順の標準化と事故予防のためにマニュアルの作成や、保護者の方の視点で考えた指導リーフレットの作成にも取り組んでいます。また、医療トピックスや地域の流行疾患については早めの情報収集と理解に努めています。
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