院長あいさつ
小児科医となり約20年経ちます。その間、一般病院、周産期センター、大学病院等勤務してきましたが、その大部分の時間において入院加療が必要な子、超低出生体重児を含む新生児、心臓病や先天性の重い疾患を持つ子といった、重症な子どもたちに関わってきました。
そのような子どもたちは治療が一筋縄ではいかないような子どもばかりで、残念な結果におわってしまう子も珍しくはありませんでした。そういった日々の中、ふと考えてみると、小児科の役目というのは、もちろんそういった重症の子に対する治療を行うことも重要ですが、「病気を未然に防ぐ。病気が軽いうちに処置を行い重症化させない。重症化を早期に発見し、適切な治療が行われるように道筋を立てる。」といったことも非常に重要なことであると考えるようになりました。それらを一線でやっていくのが小児科クリニックの仕事であると思っています。
子どもたちや保護者の方々が気軽に受診し、相談できるようなクリニック作りを目指すとともに、安心して日々を過ごせますよう、スタッフ共に力を尽くして参りたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
小児科 丹 哲士
<看護助手より>
クリニック内をいつも明るく、清潔に、そしてやさしい雰囲気にしたいと考えています。お子さんの体調が悪い時に訪れるところですので、来院されて少しでも不安がなくなり、安心してもらえるような環境づくりを心がけています。
また、診察がスムーズに行えるように物品の準備や片付けをしたり、消耗品の補充や、備品の整理整頓をすることも日々の役割ですし、先生と他スタッフと連携をとって、それぞれの業務が安全にまわっていくお手伝いをするのも大切な役割です。そのような看護補助業務を主な仕事としながらも、お子さんや保護者の方とのコミュニケーションもたくさん図っていって、よりよいクリニック作りに努力していきたいと思っています。
外には季節のお花をたくさん咲かせていますので、みなさんご覧になっていってくださいね。
*当院の看護助手は看護助手の認定資格を有しています。
また、感染予防マニュアルの作成や院内環境において、中心的役を担っています。こどもの疾患や処置に関しても、看護師と連携をとりながら知識や手技について学んでいます(より専門的な医療行為にかかるような業務は一切おこなっていません)。
<受付事務より>
患者さまと一番最初に接するのが受付です。電話や窓口対応など、クリニックの雰囲気や、先生の雰囲気をそこから感じ取ることができ、少しでも安心して頂けたらと思います。多様な予防接種や乳児健診などのお問い合わせや、気になることがありましたら、お気軽に声をかけてください。
先生や他スタッフと共に、お子さんや保護者の方の不安を少しでも取り除くお手伝いが出来たらと思っています。クリニックが、お子さんや保護者の方の身近な頼れる存在になれるような窓口でありたいと思います。
*受付としての窓口業務にくわえ、クリニックの経営にかかわる診療報酬等の請求業務など、受付事務の業務は尽きません。そのようななか、笑顔を絶やさず、ミスを最小限に抑えて業務を遂行できるよう日々取り組むとともに、受付医療事務マニュアルの作成も実施しています。
<看護師より>
外来での関わりは短時間です。来院されたその瞬間から、なるべく多くの情報を集め、注意深く観察して聞き逃し、見逃しがないようにし、必要だと判断した場合にはベッドで安静にしていただいたり、診察を早めたりもします。
診察室では、お子さんや保護者の方と医師のコミュニケーションを手助けすることも心がけます。初めての受診には不安や怖れも伴います。お子さんが安心できるような声かけやお部屋づくりに配慮することも大切だと思っています。
感染症疑いがある場合は、別のお部屋へご案内することもありますし、逆に、まだ生まれて間もない赤ちゃんは別室でお待ち頂くこともあります。そうして様々な病原体から守るようにします。
乳幼児健診では、お子さんの成長発達を客観的に判断し、また保護者の方の日々の心配事や不安に耳を傾け、適切なアドバイスができるようにします。
予防接種に関するご相談やワクチンについての説明、必要性などをわかりやすくお伝えするのも看護師の大切な役割です。
保護者の方が納得してすすめていけるようであれば、最も効率の良いスケジュールを受付が中心となって立てていきます。
病院は、なるべくなら行きたくない場所ですし、検査や処置に伴う痛みも時にはあります。わたしたち看護師は、そのような苦痛や不安をなるべくやわらげ、お子さんが日々の生活を元気に、のびのびと過ごせるようお手伝いできたらと思っています。また、保護者のかたに対しても、療養の疲れや不安に共感しながら、こもれびこどもクリニックに来院されることで、多少なりとも心身がほぐれ、リラックスできるような関わりができたらと思っています。
*小児に多い疾患の勉強会を随時実施しています。
自分たちで資料を作成し、それをもとに医師、看護師でカンファレンスをします。看護手順の標準化と事故予防のためにマニュアルの作成や、保護者の方の視点で考えた指導リーフレットの作成にも取り組んでいます。また、医療トピックスや地域の流行疾患については早めの情報収集と理解に努めています。